※パンフレット配布中
 
 
 



 
アンカーポイント
知って得するうちエコ講座 第1回「お掃除編」 に行ってきました!  その3
 前回に引き続き、11月25日に江別で開催されたうちエコ講座で講師をされた干場芳子さん(生活クラブ生協)にお話いただいた内容をご紹介します!

《以下、講師の干場さんからのお話と講座内容です!》

・地域内での循環
私が敢えてリサイクル石けんにこだわるのは、江別や北海道という自分の近くで廃棄するものを地域で使うことは、地域内循環のひとつであるといえるからです。海外のパームオイルなどは現地のことを考えると、地域コミュニティの崩壊や農薬等、懸念されています。そこまでして私たちは石けんの原料を買う必要はないと思います。バイオエタノールがとても話題になっていますが、今、食べるのにも困っている人たちがいるというのに食糧をエネルギーにしようと言われていますが、それはとんでもない話であって、やはり食べ物は大事にして、使える油は石けんとして使うというのが筋ではないかと思うのです。地域でも是非、このような実践ができたらと思います。
今日使った石けんは炭酸塩が入っているのでとても汚れ落ちが良く、かえって合成洗剤のガラスクリーナーなどより汚れ落ちが良かったりします。基本的に汚れは水だけで8割〜9割は落ちると言われていますので、私は台所ではまず汚れをぼろ布などでふきとり、次に水やお湯で洗い、あまり石けんは使いません。どんどん石けんを使いましょうというのではなく、出来るだけ使わないで、なるべく水を汚さずに川に返すということです。

・「とろとろ石けん」づくり
いろいろと話が飛んだりしましたが、今日はペットボトルを持参してもらいましたので、実際に先程も使った油汚れにも食器にも洗濯にも使える「とろとろ石けん」を作ってみましょう。ペットボトルに大さじ1杯半の粉石けんと200tのお湯を入れて、粉石けんが溶けるまで振ってください。しばらくすると透明な「とろとろ石けん」が出来あがります。

・シャンプーにも石けんを
最後の砦と言われているシャンプーですが、厳密に言うと合成洗剤のシャンプーというのは髪のキューティクルに天ぷらの衣をつけているようなものです。普通の髪は石けんで洗うとゴワつくのが当たり前で、それを酸で中和するとしっとりします。それがずっと合成洗剤のシャンプーを使っていると、髪自体に天ぷらの衣がついた状態なのでなかなか石けんシャンプーを使っても取れません。だいたい半年はかかると思います。合成洗剤のシャンプーから石けんシャンプーに代えると、まず痒みがなくなって、それから抜け毛がなくなります。売っているところが限られてきますが、良ければ使ってみてください。

《参加者からの質問》石けんシャンプーの場合リンスはどうすればいいのでしょう?

簡単に言うと食用の酢を薄めたもので構いません。匂いが残ることもないので大丈夫です。

《参加者からの質問》重曹と石けんの使い分けはどうしたらいいのでしょう?

特にありません。私は先程もお話したように、洗濯する時には石けんの洗浄力を維持させるために溶かして使っていますが、本当に下着だけしか洗わない時は石けんを使わずに重曹水しか使いません。洗濯や掃除には何か洗浄剤を使わないと気が済まないような気がしますが、ほとんどは水だけで落ちますので。
なるべく化学物質などには頼らないのが一番で、このような工夫を一人一人がもう少し出来るようになれば、環境ももっと良くなると思っています。

・次の世代のことを考えて
私も結婚する前は、テレビで宣伝しているような合成洗剤を使っていました。ただ、私の親が魚の油などで作った石けんを使っていたのを覚えています。私が6歳か7歳頃に合成洗剤の売り込み宣伝が始まったんだと思います。もともと合成洗剤の原料は石油を精製する時の残渣物で、その残渣物を何とかして使えないかということで作り出されたのが合成洗剤です。
私がこういう生活に切り替わった大きなきっかけは、結婚して子どもをもったということでした。子どもが産まれた時に、やっぱり子どもには安全なものをと思って替えられたのが私にとって転機でした。子どもは自分でなかなか選べないので、正確な情報を知り、学び、親がそうした視点から選択していただけたらと思います。 
日本はとても遅れているのですが、いまヨーロッパでは消費者が化学物質の成分が分かるように表示したり、危険なものをもっと安全なものに替えたりという動きが当たり前のように進められています。日本ではまだまだ表示されている品目が少なく、アスベストなどは使う現場の人が危険性を知っていれば防げたと言われています。この合成洗剤が有害だと言われている成分も、環境省では、はっきりと水生生物に影響があると認定しています。難しい言葉でPRTR法と言いますが、そういうものが環境にたくさん放出されています。皆さんが家庭で使っている様々な身の回りの合成洗剤の成分もそうであると言われてはいますが、なかなか進まないのが現状です。
ですから、ご存知の方は少なくても自分は買わない、ぜひ今日帰ったら誰かにご自分のことばで語り伝えていただきたいと思います。江別市はうれしいことに、手洗い石けんだけですが小・中学校は石けんを使ってくれています。
今日のこの講座をきっかけに、何か1つでも生活の中に石けんを取り入れていただけたらと思います。ありがとうございました。



 
 
(財)北海道環境財団 COPYRIGHT(C) 2007 HOKKAIDO ENVIRONMENT FOUNDATION. ALLRIGHTS RESERVED..