2007年11月23日に旭川で開催されたセミナー「家計圧迫は地球温暖化から?〜地球に優しく、家計にも優しく〜」のご紹介は、今回で最終回になります。
講師の宮森芳子さんにお話いただいた内容の一部について、ご紹介します!
《以下、講師の宮森さんからのお話》
・体感温度(感覚温度)に注目!
温熱環境を左右する要因として、温熱四要素というものが言われています。温度、湿度、気流、輻射熱の4つです。湿度については、あまりに高いと結露等の問題もあるので室内では50%程度がいいと言われています。気流は、空気の流れですが、部屋の上の方に溜まった暖かい空気を下にまわす流れをつくってやると暖かく感じます。輻射熱は、太陽光やストーブから放射される熱ですが、この熱を上手く活用することが体感温度をアップさせるポイントになります。これらにプラスアルファで視覚からくる暖かさを得るように、暖色系の服やインテリアにしてみたり、小さいストーブを活用したりということがあるかと思います。家族の中でも暑がりの方、寒がりの方がいると思いますので、部屋全ての温度を上げたり下げたりということではなく、その微調整を小さなストーブでということです。厳冬期は風邪を引いてもだめなので22度くらいでと思いますが、秋、春については、いつストーブを切るかというところかなと思います。
・環境家計簿
環境家計簿をぜひ皆さんもつけてみてください。取り組んだ結果を目で見える形にしていくことが、とっても大切だと思います。配布している資料ではすぐにつけていただけるようになっています。その中で書いてある電気の排出係数は全国平均になっていますので、北海道では火力が多いのでもう少し大きくなり、電気の排出係数は北電では0.49になります。こちらの係数を使ってくださいね。電力会社によって、火力や水力、原子力など、発電方式の違いによる発電量に差がありますので、この値は変わってきます。エネルギーミックスと言いますが、その話題提供としても少しお話させてもらいました。
・減らすだけではない省エネ
私の2年間の省エネ効果は次のような結果でした。
電気使用量は−25%、CO2排出量は-1,400kgで、年間の電気代は、11万円台から8万円台になり、2万6000円の節約となりました。皆さんもぜひ、計算してみてくださいね。
省エネ(エコとく)した分はどう使うかというところですが、ごほうびとして美味しい食事を食べる!ということでも良いですが、私は、省エネグッズを買ってさらに省エネを進めたり、市民風車に出資したり太陽光発電へのエコ貯金などをしています。
・暮らしの中でPDCA(省エネ環境教育)
暮らしの中でのPDCA、つまり省エネ環境教育というものがとても大切だというお話をしたいと思います。
まず、エネルギーの現状を調べましょう。自分の家のどこでどのくらいのエネルギーを使っているのかということを知ることが最初の一歩です。商品ラベルを見たり実際にエコワットなどで測ったりして、調べてみてください。
そして、家族みんなで話合いながら省エネの計画・目標を立て、みんなで協力しながら省エネを実践してみてください。このときに、記録をとりながら実践していってくださいね。そうして、取り組んだ記録をグラフなどにしてみて変化を分析してみてください。エネルギーの使用を点検し、次の計画につなげていくという流れです。こうした一連の流れが大切で、やっている間にどんどん楽しくなってくると思います。電気料金票が届くのが待ち遠しくなってきちゃったりもします。
・スイッチが世界とつながっているという感覚
環境の連鎖的つながりの認識とライフスタイルの見直し!ということで、まとめになりますが、地球規模で環境を考え、行動は足元から見直していきましょう。
最後に、私が皆さんにお伝えしたいメッセージをお話したいと思います。
日本のエネルギー自給率は4%しかありません。多くを輸入しているということです。この限りある資源を使っていくことに「もったいない」という思いを持ち、いろんな方にその思いを伝えていきましょう!〜環境コミュニケーションといいますが、そうした機会・場を拡げていきましょう!そして、省エネルギーと新エネルギーの両輪で、つまり、エネルギーの効率的な利用を心がけながら、風力やバイオマスなどといった環境負荷が低いエネルギーの利用を考えて行きましょうということです。こうしたエネルギー環境教育(エネ育)を生活の中で行っていきましょう。最後に、来年は北海道でサミットもありますが、「北海道発の省エネでエコとく(エコで得する、エコを説く)」を世界に発信していけたらと思っています。ぜひ皆さんで発信していきましょう!
講師の宮森さんが講演で使われた発表ファイル ⇒ こちら(pdfファイル552kb)
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